ENDOR雑記

束、洋書関連の個人的メモ書き。

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The Male Brain by Louann Brizendine

http://www.amazon.com/Male-Brain-Louann-Brizendine-M-D/dp/0767927532

ジャンル:ノンフィクション/サイエンス

2006年に出版された『the Famale Brain(未読)』の後続本らしい。男性の脳がいかに女性の脳と異なるか、また一生を通じて、どのように変化していくのかを、一般向けに楽しく分かりやすく解説してくれる。

具体的な実例の数々は、子供、特に男の子を持つ母親ならばうんうんと深く頷きたくなるものばかりだろう。何故こんなに落ち着きがないの? 乱暴なの? 言う事を聞いてくれないの? もうホント理解できない! と育児を、躾を放り出したくなる時、これを読めばかなり心が落ち着くかもしれない。

男性の脳の発達、変化に応じて章立てがしてあり、それぞれが実例→医学的データ/研究の紹介→個々のケースへの落とし込み、という構成になっている。そして、そんなに悩むものではないわ、そういう仕組みになっているのよと結論付け安心させてくれるのだ。なので、複雑な問題を解きほぐしたり、なんらかの症例に対して治療法を示すものではないのだ。

さらには、どのケースも一般的な事例に限定されているので、極端なケース、つまり家庭や人格が酷く破壊されているといった場合はこの本の範疇外となる。また、読者はネット等である程度遺伝子の発現が環境にどれほど左右されるものかをさらっておいたほうがいいかも知れない(この本から得られた情報がすべての男性に当てはまるのだなどと決めつけないために)。

こういうのは評点付け辛いのだが。つーか無理があるんだけどまあいいや。

読んでしまったクマ~度 ☆☆☆☆☆
もうこの世界に入ってしまいたい。もう現世には戻りたくない度 なし
出家托鉢度 ☆☆☆
梵書度 なし
バスタブ水没度 なし
積んどく度 ☆☆
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Changeless by Gail Carriger

http://www.amazon.com/Changeless-Parasol-Protectorate-Gail-Carriger/dp/0316074144
ジャンル ファンタジー/ホラー 

大好評を博した『Soulless』の続編。本の背表紙には上述のジャンルが記載されているが、基本コメディ。大人向け。

この人の魅力は軽妙洒脱でちょっとクラシカルな文章だ。一例を挙げると、

"Alexia, did you know there is an entire regiment decamping on your front lawn?"
Lady Maccon sighed. "Really, Ivy, I would never have noticed"

上記はヒロインと親友の会話で、二人はヒロインの自宅の玄関口に立っている。玄関の前には(色々訳ありで)兵士たちがごろごろところがっている。そういう中での会話だ。 "Really, Ivy, I would never have noticed"が効いている。洗練されたユーモアとでも言おうか。
だからそもそもあまりストーリー展開には期待していない。『Soulless』の時も設定を捻りすぎている感があったが、今度はこれ一冊では完結せず、もう出版が予定されている『Blameless』に続くため、さらなる工夫が凝らされている。正直言ってそこまでドラマを仕立上げる必要があるのか疑問だが、これが次の購買を狙うための戦略なのか、はたまた筆者が大がかりな設定を好む傾向にあるのかはちょっと不明。また、前回と同じくヒロインがSoullessであることの特徴がほとんど消失しまっている。筆者もたまに思い出すようで言い訳くさい部分が出てきたりする……いいんだろうか?

ともあれ読んで楽しい一冊であることには間違いない。Gail Carrigerはスチームパンクに精通しているらしく、彼女のHPにはスチームパンクに特化したページがある。→ http://www.gailcarriger.com/steampunk.php

評点なんぞ。
読んでしまったクマ~度 ☆☆☆☆
もうこの世界に入ってしまいたい。もう現世には戻りたくない度 ☆☆☆
出家托鉢度 なし
梵書度 なし
バスタブ水没度 ☆☆☆
積んどく度 ☆


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Abraham Lincoln: Vampire Hunter by Seth Grahame-Smith

http://www.amazon.com/Abraham-Lincoln-Vampire-Seth-Grahame-Smith/dp/0446563080

ジャンル ファンタジー/ホラー
大人向け

リンカーンの伝記にヴァンパイアハンターの要素を付加したもの。それだけである。時折設定のアホくささに本を投げ出したくなるが、それでも私が完読できたのはひとえに作者の巧みなストーリテリングによるものだろう。また吸血鬼の要素のない場面であれば、なにくわぬ顔でこれはリンカーンの伝記だと言って人に読ませても、誰も疑問を感じないのではないだろうか。そんな所はパロディ作品として今までにない魅力だと言っていいと思う。

もうひとつ感心したところは、リンカーンの人物像が一切損なわれていない事だ。私は小学生の頃に子供向けのリンカーンの伝記を読んだことしかないが、当時の私が作り上げた偉大なる大統領リンカーン像が、この作品のリンカーンによって壊れるということはまったくなかった。パロディ作品であり、しかもその大統領がヴァンパイアハンターなのだから、これまで描かれなかったリンカーンのダークサイドがちらりとでもあるかと思ったが、そうではなかった。むしろなくて良かったと思える。それが不思議ではあるが、好感が持てた所でもある。

吸血鬼退治の直前、吸血鬼の巣窟の前で仲間に恋人の話をして呆れられるリンカーンなど、とても微笑ましい場面もあるが、流血場面は淡々とした筆致ながらも容赦ないので注意が必要。

面白く、また魅力的な一冊ではあるが、読むに当たっては根本的なアホくささを克服する必要がある。

評点なんぞ。
読んでしまったクマ~度 ☆☆☆☆☆
もうこの世界に入ってしまいたい。もう現世には戻りたくない度 なし
出家托鉢度 ☆
梵書度 ☆☆☆
バスタブ水没度 ☆☆☆☆☆
積んどく度 ☆

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