ENDOR雑記

束、洋書関連の個人的メモ書き。

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Working for the Devil by Lilith Saintcrow

Working for the Devil (Dante Valentine, Book 1) [Mass Market Paperback]
ジャンル:ダーク・ファンタジー
対象:一般向け
アマゾン→http://www.amazon.com/Working-Devil-Dante-Valentine-Book/dp/0446616702


概要

タフでハードなネクロマンサー、ダンテ・バレンタイン。ちなみに女性。ある月曜の雨の朝、悪魔のプリンス、ルシファーのメッセンジャーが、自宅の玄関に現われた。しかも銀の銃口をこちらに向けて! ダンテ・バレンタインは「背信者のデーモンを捕獲する」という依頼を受ける。やっかいこの上ない依頼の上に、メッセンジャーとしてやってきた彼、アサシンクラスのデーモン、ジャフィメルをパートナーにしなければならないのだ。だが、断れば死が待っている。もっとも請け負ったとしても、やはり死は免れないだろう。不承不承、依頼を承諾するダンテ。それからというもの、恐ろしくも魅力的なデーモン、ジャフィメルとの奇妙な日々が始まった……。


所感

欧米のダークファンタジーシーンで人気のダンテシリーズ第一巻。アレクシア女史シリーズの作者、ゲイル・キャリガーが、彼女のHPで作者にインタビューをしていた。それで興味を持ってぽちったのだ。シリーズは五巻まで出版されているし、見たところ米アマゾンでもかなりの人気のようだし、いけるかなと。

さて、読んでみると、ダークファンタジーとはいうものの、冒頭はけっこう軽めで、快調。これは楽しめるかなと期待した。そしてページをめくる、……うーん。なんか様子が違うわ、うーんなんだこれ。……わかった。

これダークファンタジーの姿を借りたロマンス小説だわ。たぶん。筆致はハードだし、アクションも上手い、と思う。展開もスピーディでキレがある。しかし、しかし、ロマンス~なのよ~。ロマンじゃの~マロンじゃの~~。よろよろ。

アダルトなシーンは少ない(ほとんどないといっていいか)し、描写も恋愛を主体とはしていない。だけど、基本ハーレクインなのだ。つまり、ヒロイン(ダンテ)に感情移入をして、イケメンの男性(ジャフィメル)から惚れられまくるシチュエーションを楽しむもの。アレクシア女史シリーズもハーレクイン的なところがあるけれど、このシリーズはそのダーク・ファンタジー版と言っていいかもしれない。欧米のファンタジーファンには、この手のロマンスを求める読者層があるのだろうね。

重要なポイントはヒロインに感情移入できるかどうか。これは個人の好みによるもので、ヒロインのキャラが好みなら楽しめる。アレクシア女史のドライで、すっとぼけたキャラは好きだった。が、このダンテの、パセティックで自滅的で、自分なんかもうどうでもいいからあなた生きて的な……。そういうある種のなんつーか、うう、そう、ダーク思考のジャンヌダルクとでもいえばいいの。かな。

厭世感を持ち、他者を拒絶しつつも、どこまでも自分を捨てて世界(?ちょっとよく分らない)を救おうとする類稀なる美しい魂の持主。だからこそ彼女の恋人、友人は彼女を愛してやまず……。うへええええ。

すみません。無理です! 無理です! 感情移入できません!!


つーわけで、そういうヒロインがお好きな方、なりきりたい方にお勧めいたします。面白いと思うのよ。多分……。




物語の吸引力 ☆☆☆☆
ファンタジーの構築 ☆☆☆
説教臭さ ☆☆
もうこんなんはいらんみたいな ☆☆
びっくりしたなあもうみたいな ナシ
途中で読む気がうせたりしたみたいな(単に個人的に) ☆☆☆☆☆






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