ENDOR雑記

束、洋書関連の個人的メモ書き。

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オンライントールキン講座 受講メモ7 (2) トールキンの神話プロジェクトに関する関連資料

*Billie Melmanによる「Claiming the Nation's Past」
またまた長い論文です。
主に19世紀中頃にあったイングランド内の学会、あるいは学識者の風潮に関することが中心に書かれています。

少し話が外れますが、日本からみた一つの国家イギリスは実際はイングランド、ウェールズ、スコットランドの合体したものです(アイルランドはまた複雑みたいなのでちょっと外します)。これらの合体がブリテンです。歴史的に見て、イングランドの人たちは大陸から渡ってきたサクソン人が祖先となっています。

このサクソンの伝統を見出そうというある種のムーブメントが生じたのが、19世紀中ごろだったというわけです。19世紀中ごろの作家や歴史学者達が注目したのが、1066年のノルマン征服以前のアングロ・サクソン人の時代です。特に当時の作家達はアングロ・サクソンの英雄を劇的な物語として書くことに意義を見出したらしいです。

劇的な物語として、英雄の私的な面を描くことによって、それ以前には表にでることのなかった面もでてきます。それは女性の描写であるとMelmanは指摘します。封建制度の下で、男性は公的、女性は私的、という図式があったようです。けれども、私的な女性を物語に描くことによって、女性も公的な位置に上がるわけです。同時にその他の下層とされていた階層も表面に浮上してきたとしています。それは19世紀半頃の時代背景の要求とも一致しています。

こうして、アングロサクソンの伝統は、19世紀半ばの作家達の作品が一般に広められることによって、その後のイングランドに強い伝統意識(むしろ精神や世界観といった方が近い気がします)に作用し、ある意味、伝統が創作されたのだということです。

この論文とトールキンの関連性は、Fimi先生によると、
「Lost Tales」の登場人物Eriol(エリオル)が生きた時代が、
*最初の頃の話では、サクソン人がブリテン島に移住した頃である。
*後の(変更した)話では、ノルマン征服頃である。

という事に基くものらしいです。

*ベオウルフに関する簡単な説明(Bullfinchの神話に関するサイトの記事)
ベオウルフの概要です。(書くの疲れてきました)。

*英国図書館のサイトのギャラリーにあるベオウルフ情報http://www.bl.uk/onlinegallery/themes/englishlit/beowulf.html

*Akseli Gallenのカレワラ関連の絵のギャラリー・サイト
http://www.niksula.cs.hut.fi/~xyu/kale-gb/gapic.html

category: トールキンオンライン講座 第三週

thread: 勉強日記

janre: 学問・文化・芸術

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