ENDOR雑記

束、洋書関連の個人的メモ書き。

10/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30./12

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

[edit]

trackback: -- | comment: --
page top

1 現代の人類学とトールキンの見方 関連資料


トールキンは作品中に多くの種族を作り出しました。エルフやホビットやエント、オークなどなど。これらの種族のほとんどが"擬人化”されたもので、こうした擬人化された種族に様々な性質が与えられているところがトールキンの作品の特色です。
トールキンは指輪物語の中で種族を表わすために、race、people、folk、kindred、kindといった様々な言葉を使っていますが、その使い方に統一はみられません。こうした事から、トールキンは種族(あるいは人種)といった概念に対して曖昧な態度をとっていることが窺えます。ですが、この曖昧な態度はむしろ当時の人類学の発達に伴って、トールキン自身の種族に対する見方が変容していった事を表わしてるのではないか?との事です。

関連資料
*オックスフォードのオンライン辞書による“人種主義人類学(Racial Anthropology)”の定義
19世紀までは、raceという言葉はpeopleとほぼ同じ意味合いだった。そしてイギリスをフランス、あるいはドイツと区別して使うような場合に使用されていた。だが、19世紀になるとraceには生物学的な意味が含まれるようになり、人類学的、また歴史的な要素の比重が大きくなっていった。そして社会の進化の過程に基いた階層的な違いを示す言葉になっていった。今日では、生物学的な違いによってraceを分けることは間違いに繋がるという見方が一般的である…。

非常に難しいです。wikiの人種差別の項目が参考になるかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E5%B7%AE%E5%88%A5

*オックスフォードのオンライン辞書による“社会ダーウィン主義(Social Darwinism)”の定義
19世紀後半の社会理論の軸となるもので、自然淘汰の理論を進化に結びつけ、人間社会を分析するもの。ダーウィン自身進化論を作り出したものの、こうした主義からは距離を置いていた。 優秀なものが生き残り、繁栄するという理論は、社会の不均衡を正当化する目的にしばしば使われた。またイギリスやアメリカの中だけでなく、中国や日本もこの理論を取り入れナショナリズムを推進させた。

19世紀の終り頃には、人種的に純粋であることが一つの国家の強さを維持するために不可欠であり、また白人の優位性が科学によって証明されたものという認識が一般的だったそうです。トールキンもこうした認識を一切持っていなかったとはいえないようです。
しかし、トールキンが「ホビット」を出版した後、2次大戦となり、そこでトールキンはナチに対して断固とした態度を取ります。ホビットのドイツ語翻訳の際に、自分がユダヤでない証明を求められた時にもきっぱりと断りました。また、トールキンは、差別意識の強いraceよりもpeopleを使うように意識するようになったようです。

残りはまた明日にでも書きます。

category: トールキンオンライン講座 第八週

[edit]

page top

« 2 中つ国の人種 エルフと人  |  第八週 中つ国と現代の人種主義人類学(Racial Anthropology) »

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://mithrim.blog100.fc2.com/tb.php/81-a586ebed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。