ENDOR雑記

束、洋書関連の個人的メモ書き。

06/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31./08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

[edit]

trackback: -- | comment: --
page top

2 トールキンとCanon 関連資料


Canonの意味を辞書で拾うと「真正と認められた書物」という意味があります。日本語の純文学に近い意味合いかもしれませんが、純文学にはファンタジーは含まれませんね。ともあれ、今回のテーマはトールキンの作品には文学的な価値があるかどうか?です。

関連資料
*初期の「指輪物語」に対する書評
指輪物語が出版された時の書評には、その奥深さを讃えるものも多かったのですが、反面「子供向けのファンタジー」として軽く見られる傾向もありました。
その後もトールキンの作品は満場一致で「研究に値する文学作品」と絶賛されることはないようです。その一因として、指輪物語がポップカルチャーの一部として受け取られていることもあるようです。

*デイリーテレグラフに掲載されたシッピー氏の記事
題名は「批評家が指輪物語を古典として見なすべき理由」です。

この記事を要約すると、指輪物語は小説であり、妖精物語であり、ロマンスでもある。そうした幅の広さによって指輪物語を一つのジャンルに固定することは難しい。それが指輪物語をないがしろに扱う理由の一つとなっている。しかし指輪物語は小さいジャンルの中に納まらない作品としてとらえるべきだ。指輪物語が持つ魅力は英国国民にのみならず、全世界の人々を引き付ける。それは彼の作品が普遍的なものであり、その神話は時間を超越するものだからだ。
という感じでしょうか?

シッピー氏は、「指輪物語」を文学的なcanonとすべきであるとして、以下の2点を主張しています。
一つには非常に人気があること。人気があることが文学的に優れているという理由にはならないが、文学の価値を測る場合、大衆の支持も考慮すべき。
もう一つはトールキンによってファンタジーというジャンルが確立されたこと。
だからこそ批評家は「指輪物語」や「ホビット」を文学の古典として見なすべきだ、としています。

トールキンファンにとっては心強い事この上ない、素晴らしい主張ですよね。

category: トールキンオンライン講座 第十週

[edit]

page top

« 3 トールキンとスカラーシップ 関連資料  |  第十週 1 関連資料 »

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://mithrim.blog100.fc2.com/tb.php/91-0d7becb1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。